HOME > ニュースページ > 国際 > 詳細

「良心の囚人」の娘 米議会で訴える

2013年12月08日

【新唐人2013年12月8日付ニュース】アメリカのバイデン副大統領が訪中したことを受けて、アメリカでは再度、中国の人権問題が関心を呼んでいます。12月5日、中国当局に拘束された5人の「良心の囚人」の娘がアメリカ議会の聴聞会で父親の釈放を訴えました。聴聞会での証言記録は、国連事務総長とオバマ大統領に送られるそうです。

 

聴聞会では、5人の「良心の囚人」の娘と盲人の人権活動家、陳光誠(ちん こうせい)氏の兄などが支援を訴えました。「良心の囚人」には、法輪功学習者や人権派弁護士、キリスト教徒や、少数民族、民主活動家が含まれます。

 

法輪功学習者、王志文さんは、15年間も拘束され、激しい拷問を受けています。聴聞会では、彼が獄中で磨いた小枝が紹介されました。

 

王志文さんの娘 王暁丹さん

「15年間で父から送られた唯一の物です」

 

王炳章さんの娘は、父親を救うため、台湾で行われた聴聞会に出たばかりでした。

 

王炳章さんの娘 王天安さん

「オバマ大統領の関与は父が自由になる絶好の機会です。人権を外交の優先課題にしてください」

 

高智晟(こう ちせい)弁護士の娘も、アメリカ政府に協力を訴えました。

 

高智晟弁護士の娘 耿格

「関心だけでなく行動してほしいです。多くの中国人が父と同じ目に遭っています。彼らは皆 人権を守るため、迫害されました」

 

今回の聴聞会は、アメリカ議会の議員、台湾の立法委員、EUの議員が協力して開催されました。出席した議員は、中国当局を強く非難しました。

 

米議会人権委員会議長 クリス・スミス議員

「中共は人の思想、体、魂を破壊しています。このような悪質な圧政は必要ありません」

 

米議会議員 ロバート・ピッテンジャー氏

「今こそ重要な時、時代です。米国は人権、信仰の自由、良心の自由が永遠に最も大切だと認識すべきです」

 

スミス議員は、聴聞会での証言記録は潘基文国連事務総長とオバマ大統領に提出すると述べました。

 

米議会人権委員会 クリス・スミス議長

「皆さんの証言は力を発揮するでしょう」

 

12月10日は世界人権デーです。今回、行われた聴聞会は、中国当局に人権迫害の停止を訴えるのが狙いです。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/06/atext1018778.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/大口 映像編集/工)

 

 

 

トップページへ